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事業紹介

プロジェクトの経緯

2009年3月、太陽と緑の国・宮崎県は、恵まれた日照環境を活かし、製造・発電・活用の3拍子が揃った太陽光発電の拠点づくりを目指した「みやざきソーラーフロンティア構想」を発表しました。
これに先立ち2008年11月、全国ではじめて、自治体と協力してメガソーラーを開発する会社の公募が行われ、国際環境ソリューションズ株式会社(現 国際航業株式会社)を代表企業とする国際航業ホールディングス株式会社(現 日本アジアグループ株式会社)、国際航業株式会社、株式会社東洋設計の4社で提案。宮崎県及び設置場所となる都農町との間で協力内容に関する基本合意を受け、2009年4月に「メガソーラー事業に関するパートナーシップ協定」を締結し、宮崎ソーラーウェイプロジェクトは動き出しました。

2009年6月には、本プロジェクトの推進を担う「宮崎ソーラーウェイ株式会社」を設立し、同年12月に、本プロジェクトのテストプラントとして、都農第1発電所の建設に着手、2010年4月に運転をスタートいたしました。 ここで習得した、地域の環境に最適な発電システムや運営ノウハウをもとに、2010年4月に「地域新エネルギー導入促進対策補助金」の交付を受け、同年9月にメガソーラー発電所である都農第2発電所の建設をスタート。 2011年3月に竣工いたしました。

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宮崎ソーラーウェイプロジェクトの特長

リニアモーターカー実験施設のガイドウェイ(高架)を活用し、宮崎県、都農町との官民パートナーシップにより開発された画期的なメガソーラー発電所開発プロジェクトです。

およそ3.9km世界一長いソーラー発電所 (※1)
都農第1・第2太陽光発電所は、リニアモーターカーの実験線として使われていた長さ3.9kmの高架上に、12,962枚(第1:442枚、第2:12,520枚)のパネルを設置したメガソーラー発電所です。
世界でも例を見ない細長い太陽光発電所は2009年12月に着工し、2011年2月に完成しました。
恵まれた環境を活かして
国内でも有数の日照時間と快晴日数を誇る宮崎県。降り注ぐ日差しは、大地と海を豊かに育み、多くの恵みをもたらしています。
この恵まれた環境を活かした都農太陽光発電所の発電規模は合計1,050kW(※2)。これは一般的な住宅に設置する太陽光発電システムの約300軒分(※3)に相当する規模です。

宮崎県・都農町と力を合わせた新しい形の発電所
エネルギー問題や地球環境問題に対応するために、宮崎県が進めている「みやざきソーラーフロンティア構想(※4)」。その取り組みの一つとして都農太陽光発電所がつくられました。宮崎県、都農町との官民パートナーシップによる新しい形のメガソーラー発電所として、注目されています。
地域活力の向上とコミュニティづくりに貢献
「太陽と緑の国 宮崎」でスタートした宮崎ソーラーウェイプロジェクトは、発電事業と併せて自然エネルギー発電施設を核とした未来型まちづくりとして、地域活力の向上、コミュニティーづくりに貢献していきます

発電所設置に活用したリニアモーターカー実験施設は、鉄道技術分野において画期的な技術を世界に送り出した我が国の誇るべき施設です。
その施設を太陽光発電所として活用することで、日本の技術風土が温暖化防止という新たなテーマに向けて引き継がれていくという「現代から次代への連携」を象徴しています。
宮崎県、都農町にふりそそぐ自然の恵みを受け、太陽に輝き美しく並ぶ宮崎ソーラーウェイは、太陽光発電所としての役割だけでなく、環境教育や観光施設として、地域活力の向上に貢献し、次世代のエネルギーを語る上でのシンボルとなっています。
太陽光発電は、代替エネルギーから基幹エネルギーへとその重要さが増しています。低炭素社会の形成のみならず、災害に強いまちづくり、地産地消による新しいエネルギー政策の立案にも、宮崎ソーラーウェイプロジェクトの経験を活かしてまいります。

  • (※1)2011年2月現在 宮崎ソーラーウェイ(株)調べ
  • (※2)都農第1発電所:50kW/都農第2発電所:1,000kW
  • (※3)住宅に設置する太陽光発電システムの平均設置容量:3.0~3.5kW(2011年2月現在 宮崎ソーラーウェイ(株)調べ)
  • (※4)太陽光発電の導入拡大を基本に、地域づくりや産業集積にも取り組む構想。宮崎県が「製造」「発電」「活用」の三拍子そろった太陽光発電の拠点づくりを目指したもので、2009年3月に策定されました。

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事業概要

会社名 宮崎ソーラーウェイ株式会社
事業内容 メガソーラー施設を設置し、発電した電気は電力系統を通じて売電し、その環境価値を販売する。
設置場所 宮崎県児湯郡都農町所在
リニアモーターカー実験施設ガイドウェイ上
発電所名 宮崎ソーラーウェイ都農太陽光発電所
施工管理 国際ランド&ディベロップメント株式会社

(現 株式会社エネウィル)

太陽電池出力 1,000 キロワット(1メガワット)
スケジュール 2010年度 事業プランの詳細検討および1メガワットに向けた設置状況把握のため50キロワットの太陽光発電設備を先行導入
2010年度 実施設計、建設着工
2011年度 施設完成、運転開始

詳細スケジュール

都農第1発電所(50kW)

2009年 12月8日 安全祈願祭(起工式)
2009年 12月9日 工事着手
2010年 3月上旬 発電所完成、試運転開始
2010年 4月8日 竣工式
2010年 4月上旬 運転開始(試験データ取得開始)

都農第2発電所(1MW)

2009年 11月末 発電所基本構想完了
2010年 1月下旬 事業内容確定
2010年 3月5日 補助事業申請
2010年 4月20日 「地域新エネルギー等導入促進事業」に係る交付決定
2010年 5月31日 事業発注、詳細設計開始
2010年 9月7日 安全祈願祭(起工式)
2011年 1月21日 系統連系
2011年 2月7日 発電所完成
2011年 3月23日 竣工式